KOKUDO STATION since1930.

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国道駅(鶴見線) 1930年(昭和5年)創業開始。
KOKUDO STATION since1930.

鶴見川沿いを真っ直ぐ工場地帯へ向かい河口へ下っていく。
4本の橋を越え5本目の橋を渡っていくと目的の場所へ……
そこまでの道もどこか昭和を感じさせる雰囲気と道。

沿い、鉄橋の下に現れる駅とは思えないトンネルの様な穴
入り口には鉄橋から零れる水滴がぽたぽたと垂れ地面のアスファルトを濡らす。
外壁には戦闘機から放たれた機銃の跡が生々しく残る。
工業地帯には、そこら中に戦時中の影が落ちている。
此処は、国道駅。昭和5年から変わらぬ中の雰囲気。
中には焼き鳥屋があり、僕が撮影で訪れた際、お爺さんとお婆さんが
開店の準備をしていた。いつか行きたいと思った。

此処は、ここら辺の路線では珍しくない無人駅。
階段を上るとそこにはアーチ状の天井の反対へ渡る橋が架かっている。
橋の上、天井近くから見る此処の駅の雰囲気もまた良い
一見廃墟にも見えるこの駅は、今も現役で撮影中も改札を抜け橋を渡る人達が数名居た。
しかしこの路線は工場地帯へ向かう人達の路線、朝夕は人気があるものの
昼間の時間帯は電車の本数も少ない。まるで映画のセットの様な駅。

いずれ、「髙」の映像作品でも登場する予定ですが
まだその本は書いていません。しかしここへ足を踏み入れた瞬間に
タイムスリップしたように感じた。その雰囲気は脳みそを刺激しました。
Facebookでも載せましたが、此処は黒澤明監督【 野良犬 】のロケ地でもあるのです。
明の次は昭博だろうと、今から心がわくわくしています。
こんな時本を書くとすぐに書き終えてしまうものなんです。
余談ですが、僕は、書き始めてから終えるまで一切どう言う本にしようとは考えません
タイトルを決め、登場人物を数名、サスペンスかホラーか、ヒューマンか
ラブストーリーは殆ど書きませんが、始めから終わりまで自分も何が出来上がるのかわかりません。
もちろんこんな本を書いてと言われれば、それに沿って書きますが、自分発信の本は
最初から終わりまで何も決まっていません。だから無限に溢れてきます。
そして、そんなだから、例えば時代が古くなると勉強ばかりで一向に本が書けなくなります。
だから読む人と同じ気持ちで書いています。ただ演出まで入ってしまっている本ばかりなので
読みづらさはあるかと思いますが…… 所謂プラモデルの説明書の様な本ばかりです……
正しい本の書き方なんてしませんが。一応正しい本の書き方も勉強し理解はしています。
ただ絶対にそんな書き方はしません。自分が理解できないから……
そう自分は馬鹿なので、馬鹿にしか書けない本を書いています。
兎に角、此処の場所を舞台にしたシナリオ本も書いてみようと思います。
しかし今は、別の作品を執筆中。次の舞台は此処かもしれません。
そんな心躍る雰囲気の場所でした。

次此処の景色を見るのはブログではなく本、そして登場人物のある映像作品で。
どうか良い明日を……

有難う御座いました。

Akihiro Takahashi

コメント

  1. yasuko より:

    こんばんはアキさん
    アキさんのワクワクがとても伝わってきました。
    映像作品も待ち遠しいですが。絶対舞台で観たいです。
    この駅の一部が舞台セットになり薄っすらスモークが流れる中お話が進んでゆく。なんて妄想たくましくしています。(笑)
    アキさんから溢れ出てくる言の葉の湖はとても優しくて澄んでいるんですね。
    楽しみに待っています。

  2. usamamayuco より:

    楽しみに待ってますね。
    でもホラーだったら怖くて観れないからイヤだな。
    明の次は昭博だろう に、ぷぷってなった笑

  3. 信乃 より:

    ノスタルジー感じる場所ですね。
    詳細な説明が、構想の片鱗を聞かせて頂いているようで、こちらもワクワクしてきます(^^)
    どんな作風になるのか、楽しみにお待ちしてます。

    脚本執筆も一種の才能と存じます。
    アキさんの描かれる世界を、たくさん観てみたいです。

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